数多くの著名な文豪に愛された山の上ホテルは全館休業へ
1954年、神田駿河台に開業した山の上ホテルは、川端康成や三島由紀夫などの著名な作家が利用したことで知られていますが、今年の10月に老朽化を理由に2024年2月に休館を予定していることが発表されました。たまたま仕事で訪れる事となった編集長は取材を敢行。文化人の行き交った歴史を目に焼けつけるのであります。
昨今、老朽化や人員不足、価格の高騰によるサービスの減少や廃止が相次いでいる中、老舗ホテルといえども避けられない現実でもあります。便利になった世の中ですが、一方で不便になる事に目を逸らしてはいけないのです。編集長としては、今あるサービスを享受しつつ、消えゆく便利なものを記憶に留め次世代に繋ぐ役割を担っていきたいものです。ただ、過去の人々は羨ましいと思う反面、現在の人々は昔に比べ、損をする時代につき進んでいる事に危惧を感じます。