日本の、とりわけ関東近辺の各路線は今まさに車両の入れ替わりの時期を迎えているのです。各社で新型車両の製造、または計画が進む一方で、老朽化した車両は譲渡や廃車が進んでいく訳なのですが、引退予定だった車両が再登板するという奇跡も現れているのです。代表的な車両が常磐鈍行線で運用していた209系1000番台。2編成しかないレアな車両ですが、E233系2000番台の投入により常磐鈍行線を引退した後、中央快速線E233系のグリーン車組込工事の予備車として中央快速線に移籍。2019年から2〜3年の運用を想定していたところ、どうやら延期に延期が重なり、2025年度まで運用延長の可能性も出てきた訳なのです。1999年から走り始めて早24年が過ぎているが、車両としては若い部類にあたるのが功を奏したのかもしれない。
今日も中央快速線を懐かしのVVVFサウンド(GTOサイリスタ)を響かせて駆け抜けて行くのです。